■ ID | 269 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉県の鴨川におけるノニルフェノール、ノニルフェノールエトキシレートの挙動 |
■ 著者 | 茂木守
埼玉県環境科学国際センター 細野繁雄 埼玉県環境科学国際センター 野尻喜好 埼玉県環境科学国際センター 河村清史 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 環境省、全国環境研協議会 |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第30回環境保全・公害防止研究発表会、研究発表の部要旨集、pp33-34、平成15年10月31日 |
■ 抄録・要旨 | 鴨川の河川水はノニルフェノール(NP)濃度が高いため、鴨川本川4地点と流入水路8地点の水について、NPとその前駆物質であるノニルフェノールモノエトキシレート(NP1EO)、ノニルフェノールジエトキシレート(NP2EO)を測定し、水環境中の挙動を調べた。
流入水のほとんどは、河川水のNP濃度(0.5〜2.5μg/L)と同等かそれ以下であった。一方、河川水の約10倍のNP1EOを検出した流入水もあり、NPの前駆物質が河川水のNP濃度の増加に寄与する可能性が示唆された。また、NP、NP1EO、NP2EOの比率が、河川水と明らかに異なる排水路の流入水があった。NPの溶存態と懸濁態の比率をみると、河川水よりも排水路の流入水の方が懸濁態の比率が高かった。また一部の排水路の流入水は、懸濁物質あたりのNPやNP1EO濃度が、河川水よりも数倍高かった。 |
■ キーワード | ノニルフェノール、ノニルフェノールエトキシレート、都市河川、溶存態、懸濁態 |
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